Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」
それを混ぜるのが僕らのスタイルだし、アルバムではその中でバランスを取っていますけど、今回はあえて分けてみようと思ったんです。『Soul Friendly』は10月末のリリースで、何なら今もアレンジを進めているんですけど(笑)。
――制作時期が完全に違うんですね。
そうですね。『Dancers Friendly』を作っていたときは、それだけに集中して。今年の初めくらいに資料というか、「自分の中ではこういうニュアンスなんだよね」というプレイリストを作ったんですよ。リファレンスの曲もそうだし、自分で組んだビートも含まれているんですけど、それをひたすら聴きながら、いろいろとアイデアをためていって。制作に入ったら、パッと作っちゃいましたけど。
――あまり時間をかけず?
そうですね。即興的なところもあるし、ずっと作っていると飽きるんですよ(笑)。リスナーの人たちとの関係性に興味があるというか、リリースしてからどうなるか? が大事なので、できるだけ早く出したい。もちろん作品としてもしっかりと聴いてほしいですけど、その先にあるつながりを大切にしたいんですよね。『Dancers Friendly』の曲もすごくいい反応をもらっていますし、次のツアーの中でどう機能するか楽しみです。