Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」
というバンドが好きなんですけど、彼らみたいにポップなメロディをダンスミュージックに取り入れてみたら面白いかなと。ジョー・ダート(Vulfpeck)みたいなベースを弾きながら作ってみたんですけど、こういう曲で「ウダウダ言ってないで、楽しむしかない」みたいな暴力性があると思うんですよね。それがいいなと。
――熊木さん自身がリスナーとして「いいな」と感じたことがラッキリの曲につながっていく。そういうことも多いんですか?
はい、ありますね。自分の中で「面白いな」とか「楽しい」と思える曲しか作らないというのは、ずっとそうで。「こういうのがウケるだろうな」という感じで作っても、「出したくない」って思ってしまう気がするんです。少なくとも自分の中で「この曲にはこういう面白さがある」という曲しか出していないし、それは精神衛生的にもすごく大事だと思っています。
バズったりしても別に幸せにならないだろうし、曲を書いて、ライブやって、美味しいごはんを食べられたらそれで十分というか。やりたいことをやり続けるだけで楽しいですからね、音楽は。
――10月にリリースされるEP『Soul Friendly』はどうなりそうですか?
『Dancers Friendly』とはかなり違うと思います。