Lucky Kilimanjaro/熊木幸丸インタビュー「お客さんと一緒に空間を作るのが僕らのスタイルであり、コミュニティだと思う。そこは大事にしていきたい」
ダンスミュージックであることは同じなんですけど、コンセプトをしっかり分けることでしかできなかったであろう曲がたくさん出てきているので。
――『Soul Friendly』というタイトルからは、ゆったりしたグルーヴで、メロウで……というイメージもありますが。
印象としてはそうかもしれないですけど、そこに留まらない作品になっていると思います。
個人的には「僕はこういう音楽が好きなんだよね」というEPなのかなと感じていて。『Dancers Friendly』は挑戦的なところもあるんですが、『Soul Friendly』は「こういうサウンド感、好きだな」というところが大きくて。Lucky Kilimanjaroでそういう部分をしっかり出したことは意外と少ないので、新鮮な作品になっていると思います。
――熊木さんの素に近い?
というより、自由に作った感じですかね。ダンスミュージックというとハウス、テクノのイメージがあると思いますけど、曲によってはそこから外れてもいいというか。
改めて自分の音楽的な価値観を見直すきっかけにもなったのかなと。ロックでもR&Bでもカントリーでもブルースでも、踊れると思うんですよ、本来は。