2021年12月6日 15:00
緑黄色社会、対バンツアーラストは同世代のDISH//と競演『緑黄色夜祭 vol.10』レポート
さらに、ハードエッジなスケール感に満ちた「Shout it out」、ドライブ感あふれるロックンロール「Get Power」を畳み掛け、会場の熱気を高めていく。
「リョクシャカのファンのみなさんの目がキラキラしてて。今日すごく楽しみにここに来てるんだろうなって感じるし。僕らも全力出して、精一杯いい時間を作って、リョクシャカにしっかりバトンを渡したいと思います」と客席に語りかける北村の表情にも喜びが滲む。
「受験生に向けて作った曲なんですけど、きっと今を生きる人たちの背中を押す言葉がいっぱい詰まってる曲だと思います」と披露した最新シングル曲「沈丁花」では北村が想いの丈を渾身のロングトーンに重ね、ヒットナンバー「猫」の珠玉の歌が満場の客席を魅了していく。
「2020年から『なんだかなあ』という毎日で。いろんな正解がある中で、そういう日々に寄り添ってくれるのが音楽だと思うし。そのために僕らもリョクシャカも、毎日音楽と向き合っているし。
今日はどうか、堅苦しいことは全部忘れて、今日だけを大事にしてほしい」——北村の真摯なメッセージとともに「DAWN」から「JUMPer」「Seagull」とパワフルなナンバーを繰り出し、クラップが弾ける高揚空間を生み出していく。