さくらしめじが見せたプロの本気「僕らがみんなを引っ張って、いろんな景色を見せていきます!」
「最後の最後まで、今日こうやってみんなと、配信も含めて、集えたことに、喜びを感じて歌いたいと思います。また絶対来年もみんなと会うから、楽しみにしていてください!」との雅功の言葉に拍手が起き、止んだ後に始まったのはnote限定公開の1曲・「会いに行こう」。きっと気力も体力も限界に近い中、笑顔で歌い、力強さを保つ2人。若さと言えばそれまでだが、とにかく「伝えたい」という気持ちの大きさ、そしてお客さんの前で歌っているという事実が彼らの喜びを支えているのだろう。「会いに行こう」というタイトルは、今だから特にとても象徴的だ。
「次で最後の曲です!」の前振りでイントロが流れたのは、「みちくさこうしんきょく」。もう何百回、何千回と歌った曲であろうこの曲を、背中合わせでいきぴったりの演奏で魅せる。最後の一瞬まで全力な彼らに尊さすら感じる。「配信を見ている、君も歌おう」と曲終わりのラララララララ……をカメラ前で歌う雅功。そして会場に向かって語りかける2人。「みんな歌って~!」と言うが、もちろんマスクをしているファンは歌えない。しかし「聞こえるよ!みんなの声が届いているよ!」と雅功。そう、2人の声がファンの胸に届いているように、ファンの心も確かに2人に届いているのだ。