2021年12月7日 18:30
「誰もがアルヴィンにもトーマスにもなれる」田代万里生&平方元基ペア『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』稽古場インタビュー
やっぱり1回目より2回目ということで、実感を持って舞台上にいられるためにもすごく必要な作業だったと思いました。
――高橋さんとは演出について何かお話されましたか?
田代(稽古場にいる高橋にzoom画面を向けながら)こちらが高橋さんです!
高橋どうも(笑)。今も毎日、相談しながら言葉をブラッシュアップしたり、役者の芝居自体ももう一度見つめ直しながら再構築している感じです。
田代以上、現場からでした!
一同(笑)
――音楽にはどんな魅力がありますか?
平方台詞と戯曲と音楽がちゃんと馴染んでいるから、なんでこの音楽がここに入っているんだろうねっていうことがないんですよ。常にアルヴィンやトーマスが感じていることが増幅されてその音が鳴っている。BGMにも必ず意味があって、内側から出てきているものが表現されているんですね。だからすごく自然にいられます。「よし次この曲来るぞ、がんばろう!」みたいなことがなくて、ちゃんと物語を踏んでいけばそのテンションになれるのも、素敵な楽曲ばかりだなと思う理由のひとつです。
田代全部が「トーマスとアルヴィンの空気感が音楽になった」というふうになるまで一体化したいですよね。