2021年7月13日 12:30
音楽朗読劇・VOICARION XIII『女王がいた客室』全出演者が決定 藤沢文翁からのコメントも
東京公演最終日にはシリーズ5周年を祝うアニバーサリーイベントを開催も決定しており、11月には大阪でも上演される。
ようやくの有観客公演ということで、キャスト・スタッフ一同も万感の想いでの上演となることだろう。ぜひチェックしてほしい。
<原作 / 脚本 / 演出 藤沢文翁・コメント>
「夢が叶うホテル」が再び戻って参ります。思い起こせば、この作品はVOICARIONシリーズ最初の1作でございました。日本のブロードウェイとも言える日比谷のシアタークリエにおいて初めての朗読劇シリーズの幕開けに相応しい物語とは何だろう。どのような物語でお客様を迎えよう。何か「夢のある物語」がいい。
でも「大人の人がうっとりするような夢」がいい。そして「クリエに相応しい高級感のある物語」がいい。色々と考えを巡らせてはみたものの、その答えは僕を育んでくれたヨーロッパの冬を覆う分厚い雲の先にあるような気がして、手をのばしても曇天が晴れることはありませんでした。
それなら、気晴らしに旅へ出かけようとたどり着いたのが、日本・英国と合わせて第3の母国と言えるフランスのパリでした。以前、住んでいた実家はすでになく、旅人としてパリに降り立った僕は、常宿のル・ムーリスに宿泊しました。