マ・ドンソク最新インタビュー「映画で最も重要なのはドラマです」
アクションも前作で見せた連打の要素を取り除き、パワーを前面に押し出したボクシングを中心に展開しています。基本的にドラマとアクションが調和するようデザインすることがポイントです」
彼は本作を制作する上で、常にマ刑事以外のキャラクター描写にも目を配っている。マ刑事は最強だが一匹狼ではない。常にチームで動き、張り込みも、上司に怒られる時も一緒で、捜査が終われば連れだって飲みにいく。部下や仲間や舎弟がいなければ人は”アニキ”にはなれないのだ。
「マ・ソクトの同僚は単に彼のキャラクターだけを輝かせる役割を務めるというよりは、各々のポジションにおいて最善を尽くすため、シナジー効果が生まれるのだと思います。『犯罪都市 PUNISHMENT』においても、サイバー捜査隊が存在しなければマ・ソクトは難航したことでしょう。各々のポジションで各々の役割に忠実であることがチームワークのいい理由です。
脚本を書く作業から私が携わるため、マ・ソクトだけでなく、他のキャラクターの魅力が際立つよう作品を作っています」
解説!マ・ドンソク流の映画づくり
最後の最後には豪快なアクションが待っているが、そこにいたるまではとにかく丁寧に、徹底的に脚本を磨く。