マ・ドンソク最新インタビュー「映画で最も重要なのはドラマです」
これがマ・ドンソク流の映画づくりだ。
「映画で最も重要なのはドラマです。観客が没入できる事件とドラマがあってこそアクションや俳優の演技は光を放つと思うのです。『犯罪都市』シリーズを制作する時は、事件を先に選定して、それに相応しいドラマを作ってから、残りを会議を通じて埋めていきます。
まず事件について話を聞き、その中からアクション映画に適した事件を選びます。実際の事件にまつわる話が多く、2時間以内にすべて盛り込めないため、カットするものはカットし、そして付け加えていくプロセスを経ます。
再び台本を直し、会議を重ね、ひたすら俳優、監督、スタッフと話し合って修正を繰り返し、キャラクターと映画を完成させています」
今や世界中にファンを持つスター俳優マ・ドンソクはなぜ、演じるだけでなく、自身のアイデアを映画化することにもこだわり続けるのだろうか?
「演技と映画制作のどちらも私が愛しているものです。演じながらキャラクターの状況や感情への理解が深まり、その経験が映画制作にも大きく役立っています。
引き受けた役にのめり込んでいると、そのキャラクター目線でストーリーを紐解いていきたい思いにかられる時があります。