くらし情報『江戸から現代までの“美男像”がズラリ!『美男におわす』埼玉県立近代美術館にて開催中』

2021年10月15日 12:00

江戸から現代までの“美男像”がズラリ!『美男におわす』埼玉県立近代美術館にて開催中

流れる歴史のなかで、理想化された男性たちは写真もないのに、いつのまにか「美男」であったことにされ、そして描かれていく。本展は、日本画やまんが、現代美術、近代や現代などジャンルや時代区分で区切ることなく、混在させて展示させているのも特徴のひとつだ。現代美術作家の入江明日香《L’Alpha et L’Omega》の屏風も浮世絵や近代日本画とともに展示されている。

江戸から現代までの“美男像”がズラリ!『美男におわす』埼玉県立近代美術館にて開催中

左:松本楓湖《牛若》1874年右:今村紫紅《笛》1900年
江戸から現代までの“美男像”がズラリ!『美男におわす』埼玉県立近代美術館にて開催中

入江明日香《L’Alpha et L’Omega》 2019年
第2章の「美しい男」は、愛でる対象として描かれた男性イメージを取り上げる。僧侶に仕えた稚児、武将たちに仕えた小姓のように、日本では古くから成人男性の身の回りの世話をする若年男性(若衆)たちの存在があった。近世の絵画でさかんに描かれた若衆たちの姿は、明治期に入ると健康的な肉体を持つ男性として描かれ、大正期には退廃的に描かれるようにもなり、時代によって大きく姿を変えていく。

江戸から現代までの“美男像”がズラリ!『美男におわす』埼玉県立近代美術館にて開催中

高畠華宵の表紙による『日本少年』1927〜1932年
江戸から現代までの“美男像”がズラリ!『美男におわす』埼玉県立近代美術館にて開催中

左:金子國義《メッセージ》1983年右:金子國義《殉教》1995年
第3章の「魅せる男」

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