2021年7月16日 12:30
ミューズたちとともに創り出した多彩な作品世界を紹介 『マン・レイと女性たち』Bunkamuraザ・ミュージアムにて開幕
写真家、画家、映画作家、そして文筆家でありデザイナーとしても活躍した万能の芸術家、マン・レイ。彼の足跡を、彼を取り巻く女性たちとともにたどる展覧会『マン・レイと女性たち』展が、7月13日(火)よりBunkamura ザ・ミュージアムで開幕。日時予約制で9月6日(月)まで開催されている。
20世紀を代表する芸術家のひとり、マン・レイ。彼の周囲には、恋人やモデル、支援者など常に女性の存在があった。本展はその生涯と芸術について、周辺に登場する女性たちに焦点を当てつつ、約250点の作品で丁寧にたどっていくものだ。
展覧会場のエントランス
展覧会は、マン・レイが芸術活動の拠点としていた土地を軸にした「ニューヨーク」「パリ」、「ハリウッド」、「パリふたたび」の4章構成となっている。
「ニューヨーク」
マン・レイのセルフポートレート
ニューヨーク育ちのマン・レイは、1890年生まれ。少年の頃から芸術家を志し、出版社に勤務しながら表現活動を開始する。1913年で詩人アドン・ラクロワと結婚。6年間の結婚生活のなかで、精力的に創作活動を続けていた。
現代美術の創始者の一人として知られるマルセル・デュシャンと出会ったのは1915年のこと。