映画『石門』監督の過去作『卵と石』『フーリッシュ・バード』日本初公開が決定 一貫して女性の性について描く

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映画『石門』が2月28日(金) に公開されるホアン・ジー、大塚竜治監督のデビュー作『卵と石』と第2作の『フーリッシュ・バード』が、日本公開されることが決定した。
北京電影学院で脚本を学んだホアン・ジーと、日本でドキュメンタリー制作に従事した後、2005年中国へ移住した大塚竜治。夫婦でもあるふたりは、表現に対する統制が強い中国において女性の性を描写する先駆者として作品を制作し続けてきた。『卵と石』で少女の性被害を題材に衝撃的かつ社会性を感じさせるデビューを果たす。その才能と先見性が高く評価され、ロッテルダム国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した。
また、2作目の『フーリッシュ・バード』では、現代社会の闇へとつながるスマホによって女子高校生の性が搾取される様を描き、一貫して女性の視点や経験を重視し、女性の前に潜む社会的なタブーを映し出すことに挑戦している。
『卵と石』、『フーリッシュ・バード』は、今春にUPLINK吉祥寺ほかで全国順次公開される。
併せて、『卵と石』と『フーリッシュ・バード』のポスターと、両監督のコメントが公開された。
■ホアン・ジー監督 コメント
私の母は、『卵と石』と『フーリッシュ・バード』を鑑賞した時に、彼女は初めて私が中学と高校でどんな困難に直面していたのかを知りました。