2021年3月25日 18:00
ライゾマティクスの大規模個展が東京都現代美術館にて開幕 設立から15年の多岐にわたる活動を複合的に展観
その空間の手前にあるモニタでは、このロボティクスの動きと、あらかじめモーションデータで取り込んだELEVENPLAYの動きがリアルタイムで合成された映像が流されている。
ライゾマティクスによるARを合成した映像は、Perfumeのパフォーマンスなどで知られているが、本作はその手法をさらに発展させたものだ。
《particles 2021》(2021)
《particles 2021》(2021)は、巨大なレールを転がり落ちるボールの位置情報を正確に取得し、そのボールに向けて正確にレーザーを照射することで空間に像を浮かばせる作品。最先端のテクノロジーを十二分に駆使し、幻想的な世界を作り上げている。ライゾマティクスは、現在の先端技術を駆使した作品を作るだけにとどまらずその技術の元となる研究を大学や研究機関と共同で行い、自分たちのクリエイティブに必要なデバイスもゼロから作り出している。本展ではライゾマティクスが現在開発中のプロジェクトの紹介や、研究開発中のデバイスも公開している。
《Messeging Mask》(2020)
《Messeging Mask》は小さな声やささやき声を音声認識できるマスク型デバイス。