くらし情報『TK from 凛として時雨、10年の歩みが詰まった『egomaniac feedback tour 2021』ファイナル公演レポート』

2021年10月27日 18:00

TK from 凛として時雨、10年の歩みが詰まった『egomaniac feedback tour 2021』ファイナル公演レポート

さらに、ギターを置いて、椅子に座りエレピから始まった「罪の宝石」でもじっくりと歌を聴かせて、曲の後半では雲の隙間から降り注ぐ光のような照明が神々しい雰囲気を作り出す。TKの歌を軸とする「静」の表現を「動」の表現と同等の熱量で届けられるようになったのも、アコースティック編成でのライブを含めたこの10年の歩みの成果と言えるだろう。

TK from 凛として時雨、10年の歩みが詰まった『egomaniac feedback tour 2021』ファイナル公演レポート


TVアニメ『東京喰種』のテーマ曲として国内外で幅広く聴かれ、ソロにおけるターニングポイントとなった「unravel」から始まったライブ後半戦は圧巻のシーンの連続。ダンサブルなビートと伸びやかなハイトーンによる「Fantastic Magic」のラストではストロボがトランシーな高揚感を生み出し、そのままアッパーな「Shandy」を畳み掛けて、カオティックな雰囲気を作り上げる。

そして本編の最後に披露されたのは、現在放送中のTVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のために書き下ろされた最新曲「will-ill」。ストリングスによる大陸的なイントロに始まり、間奏ではダブばりにリヴァーブの効いたドラムがさらに空間を広げ、その後も息つく暇なく展開を繰り返すことにより、1曲だけで短編小説を読み終えたかのような充足感を与えるこの曲は、やはりTKの真骨頂だ。

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