くらし情報『知られざる画家としての活動も紹介 『生誕100年 朝倉摂展』練馬区立美術館にて開催中』

2022年7月13日 12:00

知られざる画家としての活動も紹介 『生誕100年 朝倉摂展』練馬区立美術館にて開催中

朝倉摂《群像》1950年練馬区立美術館蔵


2022年は画家、そして舞台美術家として活躍した朝倉摂(1922〜2014)の生誕100年に当たる年。若くして才能を認められた彼女の全貌に迫る展覧会『生誕100年朝倉摂展』が練馬区立美術館で8月14日(日)まで開催されている。

同展では、朝倉摂のこれまで知られてこなかった画家としての活動のほか、絵本原画や舞台美術のデザイン画、模型などを展示し、その全貌に迫っていく。画家としての朝倉の活動は、作家自身の意向によってごく一部を除き公開されてこなかったため、多くの人が朝倉摂=舞台芸術家というイメージを持っているだろう。


知られざる画家としての活動も紹介 『生誕100年 朝倉摂展』練馬区立美術館にて開催中

展示会場入り口
朝倉の逝去後、彼女のアトリエに残された多くの作品が各地の美術館に寄贈され、彼女の創作活動について調査が進むこととなった。同展はその調査の結果を礎に生まれた展覧会であり、多くの人には新しい朝倉の一面を知る機会ともなるはずだ。

展覧会は4章構成。第1章「画家としての出発——リアルの自覚」では、日本画を学び始めた朝倉が、独自の表現を模索するまでの過程を紹介する。

知られざる画家としての活動も紹介 『生誕100年 朝倉摂展』練馬区立美術館にて開催中

朝倉摂《更紗の部屋》1942年練馬区立美術館
彫塑家、朝倉文夫の長女として東京の谷中に生まれた朝倉摂は父親の教育方針により、学校に一切通わずに育った。

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