くらし情報『精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕』

2022年1月12日 12:00

精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

実際の舞台ではわからないことも把握できるのが、この展覧会の醍醐味だ。

精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

正面から見る『義経千本桜』の再現
精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

裏側から見る『義経千本桜』
続く第三章は、室町時代に観阿弥・世阿弥父子が、猿楽を元に大成させた「能楽」。能楽とは、能と狂言をあわせた呼び方。厳粛で優美な歌舞劇、仮面劇の能と、笑いの要素の多い狂言は、どちらも猿楽をルーツに持つ兄弟のような関係にある。この3月に国立能楽堂にて初公開となる復曲能(現在は上演されていない演目を復活上演させた能のこと)『岩船』の記録映像や装束、能面、楽器などが公開されている。

精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

能で使用される面
精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

大胆な意匠の能装束
第4章は、琉球王朝から伝わる「組踊(くみおどり)」。琉球王朝は、遠方から来た使者をもてなすため、踊奉行を置き、長期滞在する客人をもてなしていた。そのなかで18世紀に生まれたのが、歌や舞を折り込みつつ進行する音楽劇「組踊」だ。展覧会では、この舞台の再現とともに、紅型(びんがた)の衣装や小道具を紹介していく。

精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

組踊「銘苅子(めかるしー)」の天女
精巧な再現展示で伝統芸能ならではの舞台空間を体感できる『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』開幕

組踊に使われる花笠
そして最後の章は「雅楽」。5〜9世紀にかけて、中国や朝鮮から伝来し、日本で整理・集成した古代の宮廷芸能の雅楽は、器楽演奏のみの「管絃」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.