2022年5月25日 18:00
原因は自分にある。大倉空人・長野凌大・桜木雅哉インタビュー「げんじぶが僕たちの青春。あの夏がないと今はなかった」
――みなさんが思う『545』の魅力はどういったところになるでしょうか。
長野凌大(以下、長野)モーツァルトのピアノソナタのフレーズを引用していて、新しい試みも楽しめるんじゃないかな、と思っています。
桜木雅哉(以下、桜木)今回の三部作自体、ピアノの音が多いんですよ。『545』も、ピアノのメロディーがすごくいいな、と個人的に思いました。
――歌詞も思わず何度も読み返してしまうんですが、レコーディングのときなどはどうなんでしょうか。自分たちで解釈しながら、とか。
大倉僕は歌割でDメロのところを歌っているんですけど。凌大のあとかな。
今までの楽曲は、僕たちのコンセプトである二次元と三次元を行き来しているという世界観だったんですけど、今回は僕たちのリアルを少し見せていく、ということもコンセプトのひとつですね。衣装もそうですけど、爽やかさと共にひとりの日常が描かれている。日常の中で動く感情が見えるように、少し力強く歌うことを意識しました。
――以前、アルバムのインタビューをさせていただいたとき、大倉さんは終盤まで歌い方に悩んでいた、というお話がありましたが、最近になってレコーディングで変わったな、というところはありますか?
大倉今までは歌詞を見てメロディーを聴いて歌う、というレコーディングだったんですけど、曲全体の雰囲気をもう一度ちゃんと聴くようになったというか。