2022年5月26日 17:00
今市隆二インタビュー【前編】新曲『辛(つら)』への想い「悲しみや喪失感に寄り添えたら」
――他にもこだわったポイントはありますか?
今市“ごめんごめんごめん”という、謝っている歌詞があるんです。
SNSが発展して、すごくいい部分がある反面、傷つくことも増えたんですよね。
取返しのつかないことが起きてしまったときに、“ちょっと前に会えていたら状況は変わっていたのかな”って思うことがあるんです。そのときに、“気づいてあげられなくてごめん”という意味も込めていて。
現代が抱える問題にフォーカスを当てて歌詞を作っているんですが、サビはすごくキャッチーなので、純粋に楽しんで聴いてもらえたら嬉しいですね。――今のお話を聞くと、グッと深みが増しますね。
今市僕はそういう想いで作っているので、この曲を聴いて癒されてもらえたら本望ですし、ただキャッチーなメロディに楽しんでもらえたら、それも最高なので、それぞれの感じ方で楽しんでもらえたらと思います。
――これまでの今市さんの曲はどれもキャッチーですが、そこはすごく大事にされているのでしょうか。
今市そうですね。メロディってすごく大事なんですよ。カラオケで歌いたくなることも大事ですし。
僕もボーカリストなので、この曲を歌いたいなって思う曲がたくさんあるんです。