2022年5月26日 15:00
河瀬直美総監督「ようやく世界にお披露目できる」、『東京2020オリンピックSIDE:A』第75回カンヌ国際映画祭公式上映レポート
会場全体が温かい空気に包まれていた。
海外で初お披露目となり、温かくカンヌに迎えられたことに、河瀬監督は、興奮冷めやらぬ中、上映後にフランス人観客に「素晴らしい映画で心に刻まれた」と言葉をかけられたことに触れ、「本作はドキュメンタリーでカメラ位置一つ取っても自分の思うような所に置けなかったり、ストーリーを作ることも難しかったので、その言葉は、自分の作家性が失われていないと信じることが出来たので有難かった」とコメントした。日本では『東京2020オリンピックSIDE:A』は6月3日(金)より、『東京2020オリンピックSIDE:B』は6月24日(金)より公開となる。
<現地観客のコメント>
「僕はこの作品がとても大好きです、とても興味深い作品です。とても感動して、涙がでる瞬間もありました。アスリートの凝縮された瞬間も見れて感動しました。」
(20代男性)
「とても興味深い作品です。アスリートといえども、一人の人間なので、自分たちを投影することができる作品です。誰もが栄光に辿り着くとは言えませんがそれに到達するためにチャレンジする。
一番大切なことは限界に挑戦する。とても重要なことは、どこまでが限界だということを知ること。