くらし情報『「素晴らしい曲が鳴っている時、誰もあなたに手を出すことはできない」映画『ビルド・ア・ガール』が描く音楽の魅力』

2021年10月26日 17:00

「素晴らしい曲が鳴っている時、誰もあなたに手を出すことはできない」映画『ビルド・ア・ガール』が描く音楽の魅力

なぜなら、カルチャーがバリアを張って私を守ってくれるから。貧しい人に必要なのは熱くて尖った曲。それさえあれば、嫌な一日を乗り越えるエネルギーになるの。音楽は、自分を目的地に連れて行ってくれるロケット燃料のようなもの。悲しい時、疲れた時、心が傷ついた時、ぴったりの曲があなたを立ち直らせ、笑顔をもたらし、元気を与えてくれる。そうして、あなたは女王のように自信満々で部屋から出て行くのよ」

その音楽のジャンルが何であれ、モランの言葉に同意する音楽ファンは多いのではないだろうか?『ビルド・ア・ガール』は貧しくて、人生の行き先が見えなくて途方に暮れている主人公が、音楽の力を体感し、成功を手にしたことで自分を見失ったりしながら、最終的に自分が進む道を見つけ出していく。90年代のUKロックが好きな人、同時代を過ごした人は思わずニヤリとする場面があるかもしれない。でも、そんなことをまったく知らなくても音楽が好きな人、音楽があることで少しだけ毎日が楽になった経験がある人も楽しめる内容になっている。
『ビルド・ア・ガール』
公開中
(C)MONUMENTAL PICTURES, TANGO PRODUCTIONS, LLC, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, 2019

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.