くらし情報『the dadadadys、最高のロックをぶち上げた『EP RELEASE TOUR』東京公演をレポート』

the dadadadys、最高のロックをぶち上げた『EP RELEASE TOUR』東京公演をレポート

そのセッションがだんだん密度を高めスピードを上げていき、「かき鳴らせ、削れ、焦がれるほど恋をしろ!」という小池の言葉とともに「OS!」へ突入する。ステージの上も下も組んず解れつ、すでに会場は最高潮である。その後の「PUXXY WOMAN」でも「にんにんにんじゃ」でもそうだったが、どの曲にもちゃんとオーディエンスの居場所があって、少しも閉じていない。小池の叫びや歌は、彼自身の心の中から放たれていると同時に、ここに集まった同志たちの心の代弁のようだ。

the dadadadys、最高のロックをぶち上げた『EP RELEASE TOUR』東京公演をレポート

佐藤健一郎(b)
パンクに突っ走る「トリーバーチの靴」ではメロディに潜む切なさがどうしようもなく心を揺さぶる。この曲にしても、あるいは「暖かい都会から」や「奴隷の唄」もそうだが、the dadadadysで演奏される過去の曲たちはどれも水を得た魚のように躍動し輝いている。改めて、小池が過去とはまったく違うメンタリティで音を鳴らしステージに立っていることがまざまざと伝わってきて、そのことがthe dadadadysが始動して4年が経とうという今もなお感動的だ。

そんな感慨をさらに強くする「Pain Pain Pain」が続けて繰り出された。
次ページ : 「どのくらい心の傷を抱えた人がいるのでしょう。ま、忘れて踊… >>
この記事もおすすめ

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧 exciteお悩み相談室
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
ウーマンエキサイトアプリ 令和ママ プレゼント 漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2025 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.