2020年1月24日 12:00
小林よしひさ&上原りさが解説! 『映画 おかあさんといっしょ』の注目ポイント
そういう点では今回の映画は歌も随所にちりばめられていますし、歌がない部分には視覚的な変化だったり、観ている子どもたちに声を出してもらう場面があるので、飽きる部分がない作品になっています。
さらに本作は大きなスクリーンの映像と、おともだち(観客)が同じ空間に集まって一緒に映画を観ることにこだわった内容になっているのもポイントだ。
小林いつもの番組をただ映画館で観るだけだと絶対に面白くないと思うんです。映画にしたからこその面白さがそこにないとダメだと思ってましたから、テレビではできないんだけど、映画館ならできる表現があると思いましたし、演じる上でも気をつけました。
上原せっかく大きなスクリーンで迫力のある映像で映るわけですから、それに見合った演技をしたいと思いましたし、これまでよりは少し大きく動くシーンもありました。いつもの要素は変えずに“映画だからこそ成り立つもの”を意識することがポイントだったのかもしれません。
劇中ではおにいさん、おねえさんが何度もスクリーンから呼びかけ、映画館に集まったおともだちが応えることで映画が前に進んでいく。劇場に一体感が生まれ、参加しながら映画を楽しめる仕掛けだが、呼びかけのタイミングやポイントを間違ってしまうと映画館は静かなままだ。