2020年1月24日 12:00
小林よしひさ&上原りさが解説! 『映画 おかあさんといっしょ』の注目ポイント
そこには長年に渡って子どもたちと一緒に番組をつくってきた出演者、作り手の経験や知見が活かされている。
小林そこは経験でしか掴めないことがやはり多いですね。おにいさんになった頃はガムシャラにやっていましたけど、次第に“引く”ことも覚えて、どうすれば子どもたちが応えてくれるのか、どれぐらいの間を持たないと子どもたちが答え切れないとか……繰り返していく中で経験として出来上がってきた部分なんです。ですから、この映画の中に登場する“間”とかも、これまでの経験があるからこそできている部分だと思います。
上原番組に初めて参加した時はまだ20歳でしたから、子どもたちとふれあう機会もそれまでには多くはなかったですし、先輩たちから学んで自分のものにしていった部分は多いです。そうして自分の中に積み重なっていったものがあったからこそ、私ひとりで子どもたちに呼びかけることができたと思います。
小林収録で会う子たちとは“一期一会”なんですね。僕たちはその子に1度しか会えないかもしれないし、その子も1回しか収録には来れない。
だからその1回を楽しんでもらうためには毎回が“勝負”だと思ってます。
上原一生に一度のことなんですよね。