2022年2月18日 07:00
佐々木蔵之介、舞台『冬のライオン』は家族が容赦なく闘うシチュエーションコメディ
主演・佐々木蔵之介×演出・森新太郎、魅力タッグで向かうは英国王家の草創期、イングランドの国王ヘンリー二世とその王妃、息子たち、敵国の若き王、愛妾による激烈な領土、跡目争いを描いた舞台『冬のライオン』だ。“しぶとく粘る稽古場”から数々の秀作を生み出して来た森の指揮のもと、佐々木をはじめとする巧者によって立ち上がる“高貴な人々の赤裸々な家族劇”とは…!?
権力に固執しているところを、ある意味チャーミングに表現できたら
――演出の森新太郎さんとは、2020年5月に織田作之助の小説を原作とした人情喜劇『佐渡島他吉の生涯』をともに作り上げる予定でいらっしゃいましたが、残念ながらコロナ禍のため公演は中止に。今回晴れてまたタッグを組み、最初にこの『冬のライオン』を提案された時はどのように思われましたか?
どちらもパワフルな役ですよね。『佐渡島〜』は浪速のオヤジ、今回はイングランドのオヤジ。両方とも周りを気にせずにパワー全開、己の赴くままにお構いなしで突き進むから、周りはただただ巻き込まれていく……みたいな。言うてみたら“ザ・老害”といったオヤジです(笑)。『佐渡島〜』もそうだったけど、今回もまた森さん、どえらい作品を言うて来はるなあと思いました。