2021年6月20日 12:00
【おとな向け映画ガイド】時空を超えるファンタジー2本、あの世界的SF小説を初映画化『夏への扉』、消えたバレンタインデー『1秒先の彼女』をご紹介。
イラストレーション:高松啓二
【おとな向け映画ガイド】
ぴあ編集部 坂口英明
21/6/20(日)
https://bit.ly/3vtQzvD
波多野健さん(TVプロデューサー)
「……山下達郎さんのために吉田美奈子さんが書いた『夏への扉』の中に出てくる「そしてピートと永遠の夏への扉開け放とう」というところではいつもグッと来てしまう。その映画化なのだが、これがいいのだ。……」
https://bit.ly/3gFcCKm
目覚めたら昨日が消えていた!
『1秒先の彼女』
交番に飛び込んできた若い女性と警察官の会話。
「どうしました?」
「なくし物を」
「何をなくしました?」
「1日を。今朝起きたら昨日の記憶がないんです。
昨日1日が私の中から消えてしまったんです」
シュールなコントのような始まりです。
映画の原題は「消失的情人節」、訳すと“消えたバレンタイン・デー“。
大ヒットし、台湾アカデミー賞(金馬奨)で最優秀作品賞など5部門を受賞した作品です。台湾では、2月14日と七夕7月7日の両日をバレンタインデーと言います。