2021年12月26日 11:20
ELAIZA、クリスマスに初のワンマンライブ“Paradise Lost”開催 オフィシャルレポート到着
未来の地球環境への嘆きをワルツに乗せ、極彩色の照明とベース轟く重低音は混迷を極める世界となる中、柔らかなアコーディオンとささやくようなELAIZAの歌声が、微かな生命の未来への願いを示していた。
10代から常に表現者として歩んできたELAIZAが、様々な葛藤を乗り越え音楽という自分自身を表す世界に飛び込み迎えた1stライブ。あふれる感情からか涙がこぼれる姿が印象的だった。
本編最後に披露されたのは大地の鼓動と生命力を感じる壮大なバラード「惑星」。大型スクリーンに映し出された宇宙にたたずむ地球と、そこに生きる人々のささやかな日々とのダイナミクスが描かれ、昂る想いをこらえ歌うELAIZAの姿に多くの観客も涙を流す姿が見られた。
アンコール最後の1曲はELAIZAがアルバムの中でも特に大切にしている曲の1つである「Paradise Lost」。手持ち型のシンセサイザーを携え幻想的な弾き語りから始まり、会場を柔らかく包み込む歌声とのアンサンブルが、幸福な一夜の儚い終焉を心地よく告げていた。
終盤には、2022年3月から4月にかけて東京・神奈川・大阪のビルボードライブを巡るビルボードツアー全6公演の開催を発表。