2021年11月18日 07:00
岡田将生、32歳の本心「まだまだ足りない。欲深くありたいです」
撮影:MISUMI
岡田将生は、よく笑う人だった。
撮影の合間、カメラマンが着ていたシャツに、「同じの、持ってます」と屈託なく話しかける。普段テレビで見るときと印象は何も変わらない。壁がなくて、飾り気がなくて、周りの心をなごやかにしてくれる人。
でも、本人は自身のことを「欲深い」と言う。「欲」なんて言葉とは無縁そうな岡田将生の「欲望」とは――。
いろんな人に自分というものを知ってもらいたい欲がある
今年の岡田将生は、一段と精力的に活動し続けている。『さんかく窓の外側は夜』『Arc アーク』『ドライブ・マイ・カー』『CUBE 一度入ったら、最後』と映画が立て続けに公開。ドラマも“しんしん”役が好評だった『大豆田とわ子と三人の元夫』のほか、『書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜』、そして『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』にもゲスト出演。さらに、夏に『物語なき、この世界。』で主演舞台を務めたと思いきや、12月にも主演舞台『ガラスの動物園』が控える。
野心的とも言える出演作品の数々。岡田将生の役者としてのアンテナはいつも何に反応しているのだろうか。
「あんまりひとつのところにとどまらず、いろんなことに挑戦したいというのが前提にあって。