2021年7月8日 11:00
「どんなゲームだろうと3点以上を目指す」、大邱との再戦にも川崎Fはブレない
前半28分のあのプレーは本当に大きかった。
6月26日の初戦、守備の出足が鈍い川崎Fは早々に先制を許した。さらに28分にはPKを献上。GKチョン・ソンリョンのビッグセーブで事なきを得たが、30分足らずで0-2という第2戦以降にも影響を及ぼしかねないピンチに陥っていたのだ。その後、前半の内にダミアンが見事なバイシクルシュートを決めて同点。後半開始直後に大邱にゴールを奪われるも、52分に再びダミアンがDFのクリアミスを逃さず左足を振り抜き2-2。3分後にはゴール前の混戦からこぼれ球をアンカーのジョアン・シミッチが蹴り込んで逆転。その後は相手のパワープレーを抑え込んだ川崎Fが2度のビハインドを跳ね返し、勝点3を手繰り寄せたのだった。
2ゴールをマークしたダミアンが「大邱はリーグ戦で10試合負けなしという素晴らしい結果を残し、この大会に挑んできた。ゲームに入る前からこの試合は難しくなるというのはわかっていた。実際に難しいゲームにはなったが、自分たちが最後の最後まで勝利を目指して諦めずに戦ったからこそ、今日の勝利につながった」と笑顔を見せれば、決勝点を決めたシミッチも「どんな大会も開幕戦は難しいゲームになるのはわかっていた。