2021年11月26日 18:00
【ライブレポート】シャンプーズ 紆余曲折・葛藤を乗り越え、来年に繋げる初ワンマンライブ
、また「それだけでいいのさ」とプレイして熱いシャンプーズ・ファンのテンションをさらに上昇させる。幅広い曲でセットリストを組めるのもまた、ワンマンライブならではだ。
B:ざしきわらし(Photo:清水舞)
久しぶりの曲たちを演奏する緊張のゾーンを経て、じっくりと描くように演奏されたのは「東京」や、夏に配信されたシングル「メイ」。ミドルテンポで、ジリジリとした暑さや湿度がその音に滲み、切なさと哀愁をバーストさせる「メイ」は、ライブでこそその温度をリアルに感じる。密度の濃いドラム&ベースのグルーヴに樹里のギタープレイが冴え、ステージでの“映え”も最高潮だ。
後半へと向かうMCでモミーは、昔話をと言ってシャンプーズのはじまりを語った。一度はバンドを辞め故郷に戻って就職もしたが、4カ月で再び東京へ出てきたこと。2017年、この人と一緒にやりたいというギタリスト樹里と出会ったこと。
樹里と初めて会う日に遅刻したのは、実は忘れていたからだったというメンバー衝撃の暴露話までこぼれてしまったのは、ワンマンライブができた喜びからだろう。そしてドラム・マリオが加わり、ベーシストは何度かメンバーが変わったが今年ざしきわらしが加入して、こうしてワンマンライブ開催へ至った思いを話した。