2021年6月15日 11:00
紅白歌合戦の巨大ドレスが明治座に! 座長を務める水森かおりインタビュー
──映像でも素晴らしかったですが、生で目の当たりにすると迫力に圧倒されるのでしょうね。
そうですね。あの巨大ドレスは裾が“前”に広がるつくりなのですが、これまでステージの奥行きが限られていたので、横に展開できても“前”に大きくすることができなかったんです。でも明治座さんのステージは広いから無事に乗せることができました。奥行きを感じられるぶん、目の錯覚ですごく高い位置で歌っているように見えるのではないかと思います。3〜4mほどせり上がりますが、実際以上に大きく見えるんじゃないかな。
それに、波をモチーフにした生地の量がハンパないんですよ!「瀬戸内小豆島」という歌からイメージを膨らませたデザイナーの篠原ともえさんが「ステージを瀬戸内海にしましょう!」とおっしゃって、瀬戸内海のグラデーションを表現しようと約2~20cm四方の布を30,000枚ほどドレスに縫いつけてくださって。明治座を小豆島の大自然に変えられたら、と思っています。
──篠原ともえさんの衣装デザインをどのように受け止めていらっしゃいますか?
本当にさまざまなご尽力をいただきました。中でも感激したのが、私の気持ちに寄り添ってつくってくださったこと。