くらし情報『BUCK-TICKが誘った倒錯の夢幻世界、配信ライヴ『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜』レポート』

2021年7月18日 17:00

BUCK-TICKが誘った倒錯の夢幻世界、配信ライヴ『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜』レポート

二部のバンドセットは従来通りのライヴセットだが、こちらでもニューアレンジされたナンバーが盛り込まれているので油断ならない。そもそもこの公演のメニューは、“魅世物小屋”のような佇まいをもつ今回の会場の雰囲気に合わせてセレクトしたそうで、特に二部の方のメニューは倒錯と夢幻の世界が色濃い。疲弊するような情報ばかりが飛び交う毎日の中で、この瞬間だけはそんな現実を忘れさせてくれる。目の覚めるような、もしくは心安らぐような夢を見させてくれる。それこそがエンターテインメントの真価であると思う。観客が夢から醒めてしまわないように、一度も言葉を発することなく魅せる歌と演奏でコンセプトを貫いたところも印象的だった。しかしながら、そんな中でも彼らが伝えたいメッセージは、本編の中でしっかりと伝えられていたのだ。一部二部を通して櫻井敦司(vo)が何度か送っていたのが、人差し指と中指をクロスする“Good Luck”のハンドサイン。
これからアーカイブをお楽しみになる方々には、ぜひこのポイントにも着目していただきたい。

BUCK-TICKが誘った倒錯の夢幻世界、配信ライヴ『魅世物小屋が暮れてから〜SHOW AFTER DARK〜』レポート

樋口豊(写真:田中聖太郎・渡邊玲奈)
幕が閉じても何度も覗きに行きたくなるようなショータイム。

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