2021年7月15日 18:00
柿澤勇人「今だからこその奇跡的な空間になる」『ジーザス・クライスト=スーパースタ― in コンサート』
──最初におっしゃった「思い入れのある作品」というのは、劇団四季でのデビュー作だからということですか?
はい、それが一番大きいです。演者としても、スタッフとしても、参加した作品ですしね。携わっている期間が長かったんですよ。
──スタッフとしても参加されたのですか。
劇団四季の研究生の時に〈ジャポネスク・バージョン〉のスタッフワークをしました。それが僕にとっての初舞台でしたね。そして〈エルサレム・バージョン〉が初めて出演した作品です。その時はアンサンブルでした。
だから劇団四季でも思い出がたくさんある作品ですし、僕はこの作品が本当に好きなんです。だからまたこの作品の出演者になれることが、やっぱり嬉しいです。
いつも、今日を一生懸命生きられればいいと思っている
──この作品は、曲をピックアップして歌うのではなく、衣装、道具、セットの転換は無いもののオーバーチュアからカーテンコールまで全幕演奏されるものです。そこはどのように思われますか?
もともと『ジーザス・クライスト=スーパースター』(以下、舞台版)も、曲と曲との間に芝居を挟まない、歌だけでつないでいくスタイルの作品ですからね。