くらし情報『『没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―』レポート 風流にして才気あふれる絵師の多彩な画業と波乱の生涯をたどる』

『没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―』レポート 風流にして才気あふれる絵師の多彩な画業と波乱の生涯をたどる

丸い紙がそのまま果実を入れた籠となった《柿栗図》など、デザインセンスも抜群だ。同展では前期と後期に18図ずつが展示されるが、一蝶展で画帖の全図が並ぶのは初めてだという。

『没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―』レポート 風流にして才気あふれる絵師の多彩な画業と波乱の生涯をたどる

第1章展示風景英一蝶「雑画帖」のうち《柿葉図》一帖のうち一面大倉集古館(会期中場面替えあり/本場面の展示期間:9/18〜10/14)
『没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―』レポート 風流にして才気あふれる絵師の多彩な画業と波乱の生涯をたどる

第1章展示風景左:英一蝶《大原女図》一幅兵庫県立美術館(頴川コレクション)右:英一蝶《立美人図》一幅千葉市美術館(ともに展示期間:9/18〜10/14)
狩野派に学ぶ一方、《見返り美人図》で知られる菱川師宣や岩佐又兵衛に触発された一蝶は、やがて狩野派の枠を飛び出し、《立美人図》などの師宣風の美人画や、都市や農村に生きる市井の人々の姿を描き始める。寺社巡りや納涼を楽しむ人々、乗合船や雨宿りに集った人々の姿や表情を、ときにユーモアを込めて描いた風俗画は、狩野派仕込みの画技も相まって、一蝶を一躍人気絵師へと押し上げた。

『没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―』レポート 風流にして才気あふれる絵師の多彩な画業と波乱の生涯をたどる

第1章展示風景左:英一蝶《四条河原納涼図》一幅千葉市美術館右:英一蝶《投扇図》一幅板橋区立美術館(ともに展示期間:9/18〜10/14)
『没後300年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―』レポート 風流にして才気あふれる絵師の多彩な画業と波乱の生涯をたどる

第1章展示風景英一蝶《吉野・龍田図屛風》六曲一双京都国立博物館(展示期間:9/18〜10/14)

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