中山優馬「劇場でしか味わえない面白さが詰まっている」 舞台『血の婚礼』開幕
とコメント。
中山も「終盤の通し稽古で栗山さんが、“最後に悲劇を背負うのは女性で、今回はそういう終わり方なんだ。全て悲劇の結末は女性が受け取って、それでも生きていくしかない”と言っていたのが印象的でした。シンプルで逃げ場がないセットは、力が試される怖さもありますが、楽しいですし、本当にありがたいです。美しい舞台芸術のなかで、泥の匂いがする愛の物語を、目の前で人が動かしていく。これこそ劇場に来たときしか味わえない面白さが詰まっている作品になっていると思います」とコメントを寄せている。
東京公演は2024年12月18日(水) まで。その後、12月28日(土)・29日(日) に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。
■演出:栗山民也 コメント全文
最後の稽古で、登場し思いを散々喋ったあと退場していく登場人物のその後ろ姿を見つめながら、一体この人はこれからどんな思いで、どこに向かって行くのかと尋ねてみたくなる。わずか一ト月の稽古の稽古だが、ただの他人とは思えず、それぞれの人物のこれからを愛おしく思ってしまう。
AIが誕生しプログラミングするだけで、すべての解答がすぐに得られる時代が間もなく来るようだ。