2021年8月25日 07:00
藤原竜也が演じる天才作家「僕はいつの日か天才と呼ばれなくなりました(笑)」
僕の嘘は周りは100%わかると思う
――本作のキャッチコピーは「この男が書いた小説(ウソ)を見破れるか」です。藤原さんは嘘は得意ですか。
時と場合と状況によります。
――めちゃめちゃうまそうですけど…。
得意じゃないですよ(笑)。間違いなく顔に出ますね。周りの人は100%わかるんじゃないですか。
――ちょっと、ついたことがある嘘を教えてください。
つかないですよ、僕は。……あ、以前、撮影終わりに(中村)勘九郎さんとホテルで飲んでいたことがあって。4時半くらいまで飲んでいたんですけど、嫁には2時半くらいまで飲んでいたって言いました。それくらいです(笑)。
――津田は天才作家という役どころ。藤原さんも天才と書かれることは多いですよね。
若いときはよく書かれていました。それが気づいたらいつの日か消えていたんですよ(笑)。
最近はそう呼ばれた記憶が全然ない。
何をもって天才というのかわからないですけど、僕のイメージでは、本当に才に長けていて、他者より重いものを背負っていて、瞬間的に空間を支配する表現ができるような人が天才。それは、本を書くにしても、芝居をするにしても、そうじゃないのかなと思いますけど。