2021年4月16日 07:00
永田崇人が『カラフラブル』で示す心境の変化「売れたいというより、強靭になりたい」
「2話が女性の生理に関するお話だったんですけど、めっちゃ好きなお話でした。僕も台本を読んでいろいろ知ったというか。女性の中には、生理期間中はお休みがほしいくらい、しんどい人がいるんだなって。川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』というエッセイがあって、それは出産に関するお話なんですけど。生理にしても出産にしても、僕は男性だからわからないことも多い。でも、知るだけでも全然違うじゃないですか。まずは知ることが大切だし、そうやっていろんなことを抱えながら生活をしている女性のみなさんに対してもっとリスペクトが必要だなと思いました。」
『カラフラブル』のテーマは、「Freedom=自由」。男性がメイクをしてもいい。
女性が一人で外食をしてもいい。既存の価値観にとらわれず、一人ひとりが自分らしくあれる多様な世界を描いている。
「自分が自分のままでいけないことなんてない。だって、みんな誰かのために生きているわけじゃなくない?というメッセージを、台本を読んでいてもすごく感じますね。僕が演じるゆうたんはその真逆にいる人物。自分のためにやっているように見えて、結局自分のことを愛せていない人だから。」
ゆうたんの心に影を落としているのは、自身の性的指向。