くらし情報『蜷川幸雄が立ち上げた高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアター、最終公演は太田省吾の沈黙劇『水の駅』』

2021年12月15日 07:00

蜷川幸雄が立ち上げた高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアター、最終公演は太田省吾の沈黙劇『水の駅』

人目もはばからず水を奪い合う人々、水をじっと見つめる人、身体を洗い流す人。近寄り、水に触れ、やがて水飲み場を後にしてそれぞれの場所に向かっていく……。

蜷川幸雄が立ち上げた高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアター、最終公演は太田省吾の沈黙劇『水の駅』

杉原邦生撮影:細野晋司
一切のセリフを排し、完全な沈黙のまま極端にゆっくりとしたテンポで進む劇の世界。今回は、2019年に自身のカンパニーKUNIOでも同作を上演した杉原邦生の構成・演出・美術で上演される。杉原は「蜷川さんや太田さんのレガシーを未来へ繋いでいくことも含め、さまざまな演劇史上の意義と真摯に向かい合い、意味ある作品にしたい」とコメント。プロの俳優とは異なる生活者としての存在感を武器に、人生のリアルを背負って舞台に立ち続けてきた面々が挑む最後の舞台をぜひ。なお、さいたまゴールド・シアターのメンバー以外に、KUNIOでの公演で少女役を演じた井上向日葵、小田豊も出演する。

文:伊藤由紀子

さいたまゴールド・シアター最終公演 『水の駅』
2021年12月19日(日)~2021年12月26日(日)
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

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