くらし情報『蜷川幸雄の半生を描く幻の戯曲『蜷の綿』がついにベールを脱ぐ』

2019年10月13日 00:00

蜷川幸雄の半生を描く幻の戯曲『蜷の綿』がついにベールを脱ぐ

わずか3日間の公演だが、改めて蜷川幸雄という演出家の遺したもの、失った存在の大きさに気づく作品になることだろう。

同時期にこの公演の関連企画として、藤田自らが演出を手がける『まなざし』も上演される。こちらは蜷川が演出家として見つめ続けてきたもの、その「まなざし」を藤田が探る作品となりそうだ。出演者にはマームとジプシーの俳優である成田亜佑美、吉田聡子のふたりがクレジットされている。その名もNINAGAWA STUDIOと名付けられた大稽古場で上演されるこの作品で、藤田から見た演出家・蜷川の姿が垣間見えるだろう。

文:釣木文恵

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