くらし情報『キャリアアップのために。「数字が苦手」を克服する方法』

キャリアアップのために。「数字が苦手」を克服する方法

2018年5月21日 22:00
 

仕事で手にする資料にびっしりと書かれた数字の山。読むのも大変で「数字って苦手……」と感じている人も多いのでは。
これからキャリアを積んでいきたいと考えている人はその壁を越えていかなければなりません。では、どうすれば苦手な数字を克服できるのでしょうか。

そこで今回は、ビジネス数学の専門家である深沢真太郎(ふかさわしんたろう)さんに、「数字が苦手」を克服する方法をお聞きしました。

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「数字が苦手」の2つの理由

悩む女性


倉島:特に女性は数字が苦手な人が多いと思うのですが、克服する方法はありますか?

深沢:私がビジネス数学を始動する場を通して多くの人と接してきた中で、「数学が苦手」と感じている人は主に二つの原因があると思います。

(1)学生時代に、算数や数学が苦手だったから今もなんとなく苦手なタイプ

「学生時代からの苦手意識」をそのまま引きずっているのは、圧倒的に女性に多いタイプといえるでしょう。
「ずっと文系だったから」「数学でいい点を取ったことがない」など。前から苦手だから、私にはもともと素質がない。もう無理なんじゃないか……そう思っている方が多いように思います。

(2)数字というものが具体的すぎる言語だから嫌なタイプ

こちらは特に年齢の高い男性に多いタイプです。理由は、明確な数字にすることで、それが達成できなかった時に挫折感を抱くから。また、適当にごまかすこともできなくなるからです。

例えば、来月の仕事の目標を「売り上げを前月比30%アップ」とした場合、30%を達成しないと失敗になりますが、ただ「頑張ります」と言うと曖昧にできますよね。

(1)は女性に多いとお話しましたが、実はこのタイプの苦手意識こそ、克服するのはとっても簡単なのです。

「数字が苦手」…それは単なる思いこみ!

倉島:私も文系で数学は苦手でした…。

深沢:昔から苦手だったから今も苦手……というのは、一言でいえば「思いこみ」です。

学生の時、どこかの時点で算数や数学につまづいて以来、「苦手」「難しい」というイメージが定着してしまった。その後も避けて通ってきたことで、数字そのものにあまり触れていない。よくわかっていない。食わず嫌いのまま、過去のトラウマをずっと引きずっている状態です。

だから、その思い込みをリセットしてあげればいいだけなのですよ。

不安そうな女性


数字と聞くと「問題」「計算」「データ」……と、ドライで難しいイメージを持つことが多いと思いますが、「数字が苦手」は実は、数字そのものではなく、それから連想するイメージや情報が苦手なだけなのです。

例えば、パーティーや新年までのカウントダウン。数字を使っていますが、カウントダウンを嫌な気持ちでしている人はいないですよね。

また、「3.14」と聞くと何をイメージしますか?円周率と考えるとうんざりしても、「ホワイトデー」と思うと、ワクワクしてきませんか?

数字は「言葉」。楽しい事を数字で言ってみよう!

「数字が苦手」を克服するには、まずは難しい計算などは考えず、数字を「言葉」として、普段の生活の中でどんどん使ってみましょう。

特に、自分がいい気分になることやアピールしたいことを数字にして表現していくと、数字へのポジティブイメージが作りやすいと思います。

例えば、このような感じです。

プランクのポーズをとる女性


日々体を鍛えているので、太ることがありません。

→週3回はジムで2時間トレーニングしているので、体脂肪率〇%を3年間キープしています。

今日のランチでたまたま入ったレストランのパスタが美味しかった

→入るのに3分くらい悩んだけれど、780円とコスパも良く、今月訪れた5軒のお店の中で一番おいしかった。

……このように、数字を入れることで、その内容がより具体的になり、誰かに伝える際には説得力が増す効果もありますね。

普段の数字を少しずつ仕事の数字に変換!で数字に強くなる

日常生活で数字を取り入れることに慣れてきたら、次は少しずつ、関連する数字を仕事に置き換えてみましょう。

例えば、カフェにて……

パンケーキが今、4分の1ほど残っている。25%だな。今年の営業利益もそのくらいだった。昨年度に比べると〇%アップくらいかな…

このように、日常のシンプルで楽しい数字の使い方から、徐々に仕事のことにも置き換えていくと、仕事上のことも数字で表せるようになります。倉島:日常の楽しい事から始めたら、抵抗もないし、自然と数字を考えられるようになりそうです!

深沢:「数字が苦手」はよく聞く言葉ですが、日常生活でも仕事でも、数字と全く無縁で生きていく事は不可能ですし、会社でも個人でも、客観的な評価は、やはり数字で見られるもの。避けて通るよりはうまく付き合った方が得ですよね。

深沢真太郎さん


幸いデジタルツールが発達した現代、たいていの計算は電卓やパソコンで気軽にできるようになりました。ビジネスコミュニケーションで分析そのものや難解な計算が必要な時が出てきたら、デジタルの力にお任せすればいいのです。

過去の数字への小難しいイメージは一度リセットして、数字を口から発する言葉として日常で上手に使いこなしましょう。

そして、有力なコミュニケーションツールとしての数字の魅力を最大限活かしていただければと思います。

【取材協力】

深沢真太郎(ふかさわしんたろう)さんビジネス数学の専門家/人材教育コンサルタント

数字に苦手意識を持つビジネスパーソンを劇的に変える独特な指導法が「史上最強にわかりやすい」と評され、担当した講義は100%リピート依頼がくる人気講師。ラジオ番組のパーソナリティやビジネス誌の記事監修などメディア出演も多数。著作は国内で累計13万部超。一部は韓国・中国・台湾などでも多くのビジネスパーソンに読まれている。日本数学検定協会「ビジネス数学検定」1級AAAは国内最上位。BMコンサルティング株式会社代表取締役。

主な著書:『入社1年目からの数字の使い方』『数学女子智香が教える仕事で数字を使うってこういうことです』 『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』(すべて日本実業出版社)

ライタープロフィール

スピーチコンサルタント・倉島 麻帆

スピーチコンサルタント、フリーアナウンサー。NHK、日経新聞など多数メディアに出演。脳科学心理学メソッドも使い、好かれる「話し方・コミュニケーション」研修を、上場企業をはじめ全国で行っている。著書「引きつける話し方が身につく本」など多数。

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