2017年4月26日 06:53
近江の発酵食、琵琶湖の美味を洗練のフレンチで「星野リゾート ロテルド比叡」
発酵食“鮒鮓”がフレンチになるとどんな味?
“鮒鮓”は、奈良時代までさかのぼる歴史を持つ滋賀名産の発酵食品。春に穫ったフナを塩と飯(いい)に漬け込んで発酵させるという手の込んだもの。匂いが強烈ということで有名な“鮒鮓”がさて、フレンチになるとどんな味なのでしょうか?
ディナーでは、オレンジ色の鮒鮓がフロマージュブランと酸味のある貴腐ワインのジュレに包み込まれて、まるでミモレットチーズのような風味でお酒と合います! メインの虹鱒は、生ショウガのソースにからすみがアクセント。苦味のあるトレビスを下に敷いた国産和牛のローストは、レフォールソースのパンチが効いていて、日本酒にも合う味。和と洋がマリアージュして、魚、肉と変化のある味が楽しめます。
遣唐使ゆかり、お茶とゆばを取り入れた比叡山の朝食とは?
比叡山の歴史は、遣唐使より戻った最澄がこの地に延暦寺を建立して始まったと言えます。仏教、お茶、ゆばは、遣唐使が日本に持ち帰ったもの。朝食ではそんな比叡山が発祥とされるお茶やゆばを使ったお料理が洋食になって並びます。
比叡ゆばのサラダに、スクランブルエッグやハムやベーコンなど、そして完熟ほうじ茶と熟成ほうじ茶とミルクを合わせたラテは、ここならではの飲み物です。