くらし情報『北斎が西洋に与えた衝撃とは?「北斎とジャポニスム」展』

2017年12月26日 17:11

北斎が西洋に与えた衝撃とは?「北斎とジャポニスム」展

などの代表作を次々と残しました。そんな彼の作品は海を渡り、19世紀後半の西洋芸術に多大な影響を及ぼすこととなります。新しい視点として多くの美術家を熱狂の渦に巻き込んだジャポニスムは、印象派のモネやドガ、セザンヌやゴーガンといった有名な作家の作品にも色濃く姿を現しました。

モネの《陽を浴びるポプラ並木》は、北斎の《冨嶽三十六景東海道程ヶ谷》に描かれた松の木の構図と呼応するように、絵の中でリズミカルに躍動します。さらに「踊り子の画家」として名高いドガの作品は、『北斎漫画』での人物の捉え方と類似しているようにさえ感じることでしょう。

今までになかった“北斎とジャポニスム”という観点で、身近にあった近代西洋芸術を見つめてみれば、知られざる一面が見えてくるかもしれません。じっくり鑑賞して、比較して、自分だけの発見を愉しんで。

文/おゝしろ実結

イベント情報

  • イベント名:北斎とジャポニスムHOKUSAIが西洋に与えた衝撃
  • 催行期間:2017年10月21日 〜 2018年01月28日
  • 住所:東京都台東区上野公園7-7
  • 電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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