どうして飾るの?松っていうより竹じゃない?現代の門松について園芸のプロに直撃
お正月と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?おせち料理、お餅、しめ縄、初詣、凧、羽子板……挙げ始めるとキリがないかもしれません。そんなお正月の風物詩のひとつ“門松”について、園芸のプロである〔八勝園〕の代表取締役専務・溝向さんに直撃してみました。
ズバリ率直に「どうして門松を飾るんですか?」
お正月に向けて準備をしはじめる12月、街を歩いているとちらほらと門松が目に入るようになります。竹が目立つダイナミックな姿は、「もうすぐ年が明けるんだな」とお正月気分を盛り上げてくれますよね。あれだけの存在感を放つものだから、飾る意味がきっとあるはず。そこで園芸のプロ溝向さんに“門松を飾る理由”を聞いてみました。
どうやらお正月飾りのひとつとして玄関や門構えの両脇に飾られている門松は、新年に年神様を迎えるために飾られるのだとか。年神様とは毎年お正月に家にやってくる神様のことで、幸せや豊作をもたらすと言われています。
その年神様が迷わず家に来られるよう、目印の役割を果たしているのが門松のようです。
〔八勝園〕は「良い年になりますように」という願いを込めて、毎年門松を出荷しているとのことですよ。