くらし情報『省エネ基準義務化って?住宅・生活にはどんな影響があるの?』

省エネ基準義務化って?住宅・生活にはどんな影響があるの?

社会的にも省エネ化がうたわれるようになり、家づくりのテーマのひとつとしても省エネが掲げられるようになりました。その中でしばしば聞かれるのが「省エネ基準義務化」という言葉。一体どのような義務で、住宅や生活はどのように変わるのでしょうか。詳しく見てみましょう。

■省エネ基準義務化への対応

目次

・省エネ基準義務化への対応
・改正省エネルギー基準は前の基準とどこが違う?
・新しい基準では光熱費が以前と比べてどれくらい削減できる?
・ゼロエネルギー住宅とは?これからどんどん普及していく?
・まとめ
省エネ基準義務化って?住宅・生活にはどんな影響があるの?


2015年から、現代の住宅における「省エネルギー性」に関する基準が設けられ、省エネが義務化することが決定しました。法案の名称は「建築物の省エネルギー性能の向上に関する法律案」というものです。日本の省エネルギー基準は、当初「新省エネルギー基準」というものが設けられ、そこから「次世代省エネルギー基準」「改正省エネルギー基準」へと強化され、東日本大震災後の2013年、新たに「改正省エネルギー基準」というものに改正されました。そして、これまでは基準でしかなかった省エネルギー基準が2020年にはすべての新築住宅を対象に義務化することが求められるようになりました。
つまり、国が定めた省エネルギー基準に則った家でないと建てられないことになっているのです。これまでの住宅では、石油やガスなどのエネルギーが多用されていましたが、国内におけるこれらのエネルギーの自給率はわずか4〜5%。

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