法事と法要の違いって?一般的には何回忌までやるべき?知っておきたい、法事の必要性
【12年目:十三回忌】こちらも遺族のみで営まれます。ここからは親族が参加することもなくなり、大切な方を亡くした家族だけで法要を行います。【16年目:十七回忌、22年目:二十三回忌、26年目二十七回忌】これら3つも遺族のみで営まれますが、省略されるケースが多いです。【32年目:三十三回忌】十三回忌以降同様、こちらも遺族のみで営まれます。また、三十三回忌に「弔い上げ(とむらいあげ)」となることが多いです。弔い上げとは「これ以降は年忌法要をしない」という意味であり、すなわち年忌法要の最後の年であるといえます。
なぜ三十三回忌に弔い上げを行うのかというと、そこには仏教の教えがあるからです。仏教では、「三十三回忌まで来ればどんな人でも無罪となり、極楽浄土へ旅立てる」といわれています。
現代でもその教えを守り、32年目に年忌法要を終える家庭が多いです。「弔い上げ」を終えたら、戒名が刻まれた位牌を仏壇から片付け、この日以降は「〇〇家先祖の霊」と記された位牌を安置します。地域や宗派によっては、三十三回忌以降も年忌法要が続き、永代供養をする場合があります。【36年目:三十七回忌、42年目:四十三回忌、49年目:五十回忌、99年目:百回忌】五十回忌で弔い上げとなる地域や宗派もあり、「いつまで年忌法要を行うのか?」