香典返しではどんなものを贈ればいい?金額の目安やのしの書き方もご紹介!
という思いを込めているからです。また、いつまでも故人と別れられないのはよくないことですので、「故人との別れに一区切りを付ける」という意味も含んでいます。具体的には、洗剤や石けん、お茶、お菓子などの食べ物が多いようです。また、タオルや漆器、陶器などの日用品を選ぶケースも多く見られます。近年では、相手が必要なものを選べるよう、カタログギフトを贈る方も増えています。喪主の負担も減りますし、贈られた側も必要なものや欲しいものを選べるというメリットがあります。
香典返しの代表的な品物のひとつにお茶がありますが、なぜお茶が選ばれるのかはご存じでしょうか。かつてお茶には「境界を区切る」という意味合いがあったとされています。
また、「お茶を飲みながら故人のことを思い出してほしい」という願いが込められているともされています。ゆえに、香典返しとしてお茶が多く選ばれているのです。併せて、陶器や漆器が香典返しとして選ばれるのにも理由があります。亡くなった人は土にかえることから、同じように土にかえるものとして陶器が選ばれているのです。また、漆器は漆を塗り重ねて作るので、「不幸を塗りつぶす」という願いを込めて利用されています。