通夜、葬儀、告別式は何が違うの?特徴や流れ、それぞれの種類などを徹底解説
そのような方々に対して、市区町村などの自治体がサポートを行って執り行われる葬儀のことを「市民葬」や「福祉葬」と言います。市民葬や福祉葬は、喪主が住んでいる自治体で利用できる可能性があります。経済面でお悩みの方は、お住まいの地域の情報を一度調べてみましょう。なお、市民葬や福祉葬の流れについては、シンプルな形式のものが主流となっています。上記でご紹介した以外にも、流れが特に決められていない「自由葬」、海や川などに遺骨を散骨する「自然葬」などさまざまな種類があります。葬儀の必要性に迫られた場合には、故人や親族などの意志をしっかりと確認した上で、多くの方が納得できる形式を選ぶことが望ましいでしょう。
■宗教ごとの通夜・葬儀の違い
葬儀の内容は、故人や親族が信仰する宗教によっても大きく異なります。世界にはさまざまな宗教が存在していますが、以下ではその中でも主な3つの宗教について葬儀の特徴をご紹介していきましょう。
【仏式葬】自宅や会場に僧を招き、読経や説教などをしてもらう方式が「仏式葬」です。日本においては最も一般的な形式であり、熱心な仏教徒でなくても仏式葬を選ぶケースは珍しくありません。仏式葬を執り行う場合は、葬儀社や菩提寺に事前に連絡を入れて、葬儀の流れや会場を決めていきます。