水道料金の計算方法をご紹介!減免制度についても詳しく解説
いっぽう大阪市を例とした場合、基本料金は口径にかかわらず一律850円となっています。このように、基本料金設定の仕組みも自治体によって異なりますから、引っ越しなどで新たに水道契約をする際には必ず確かめておくとよいでしょう。
■水道料金の変動にかかわる「従量料金」とは?
基本料金は、水道を契約していれば必ず請求がある一律の金額です。しかし、従量料金の場合は各世帯における月間の水道使用量に応じて変動します。つまり「今回の水道代請求は高かった」と感じたときには、請求書にある従量料金の項目を見てみましょう。おそらく、前回よりも高い数値となっているはずです。従量料金を算出する使用量の単位は「㎥」で、「立方メートル(りゅうべい)」と読みます。一般的に水量を測る際に使われている「L(リットル)」とは異なりますから、少し分かりにくいかもしれません。
しかし、1㎥の容積をメートル法に換算すると1m×1m×1mとなりますから、1㎥=1,000Lであることが分かります。一般的なご家庭の浴室にあるバスタブの容積は200Lほどといわれていますから、普通の家で5回お風呂に入れば1㎥の水量を使用したと考えられます。自治体によって水道料金が異なってくる場合、主にこの従量料金の部分で差がついていることが多いといわれています。