遺族の気持ちに寄り添って。意外と知らない喪服のマナー【女性編】
喪服は肌を露出することが厳禁とされているため、夏であっても長袖が基本です。ただ6分丈や7分丈ほどであれば、失礼にはなりません。また夏場は裏地なしのジャケットや背抜きのものを着用することによって、暑さを軽減できます。ジャケットのなかも、あまり胸元の開いていないカットソーなどであれば問題ありません。汗だくの格好で弔事に出る方が遺族にとっては失礼になるため、肌を見せないことが基本とはいえ、できるだけ暑さをしのぐための工夫はするようにしましょう。冬の場合に気を付けたいことは足元とコートです。基本的にブーツや長靴は弔事では失礼にあたりますが、雪深い地域や雨の降っている葬儀や法事などでは、そうもいかない場合もあります。足元を汚してくるよりはブーツや長靴で足元を汚さずに参列した方が好印象です。
また、コートは会場に入る前に脱ぐことが基本マナーとされています。しかし屋外での葬儀の場合は寒いなかに長時間いることになるため、あまりにも早いタイミングでコートを脱ぐと、具合を悪くしてかえって迷惑をかけることになりかねません。こういった場合には周囲の様子を見ながら、脱ぐタイミングを決めるといいでしょう。
■まとめ
葬儀や通夜、法事などでは何事も控えめで地味なことが基本です。遺族の気持ちを考え、失礼にならないような服装を心がけてください。