最も人の出入りのある場所なので、安全面には特にこだわりたいところでしょう。そこで次からは、玄関の防犯対策を見てみましょう。【対策その1】ワンドア・ツーロックにする1つのドアに2つ以上の鍵を付けることを「ワンドア・ツーロック」といいます。鍵を壊して侵入される場合が多いので、鍵を増やしておくのは防犯上とても重要だといえます。また、侵入手口として「ピッキング」と呼ばれる方法があります。ピッキングとは、細長い針金のようなものを鍵穴に差し込んで鍵を開ける方法であり、最近では鍵やドアそのものの防犯性が高まったことでピッキングによる侵入は減ってきているものの、未だ多くの被害が報告されています。このようなピッキング手口には、次のタイプの鍵が効果的です。いかがでしたか?泥棒に隙を見せないよう、日頃から家や周囲の防犯対策をしておくことが重要ですが、最も大切なのは住んでいる人の防犯意識です。
「自分の家は大丈夫」と過信せず、泥棒の目線になって自宅を観察してみると今まで気付かなかった発見があるかもしれません。今回ご紹介した対策方法を参考に、「泥棒に狙われにくい家」を目指してください。■ディンプルシリンダー錠表面に小さなくぼみが多数あるタイプの鍵です。