くらし情報『がん保険は必要?不要?具体的なケースで負担額を比較してみました』

2018年12月24日 20:00

がん保険は必要?不要?具体的なケースで負担額を比較してみました

公的医療制度と自己負担額は?
皆さまご存知の通り、がん保険に入っていなかったとしても公的な医療制度があります。

今回のAさんの場合では、この公的な医療制度はどのように適用されて、Aさんの自己負担はどのぐらいになるのかを確認していきましょう。

まず、Aさんに対する治療費総額はどれぐらいになるでしょうか?

乳がんの専門学会でのデータをもとに試算すると以下の通りとなります。

  • 乳房温存手術で1週間入院:75万円
  • 放射線療法で5週間通院:47万円
上記の治療費合計122万円はあくまで総額であり、皆さんが負担する金額ではありません。

公的な医療制度が適用されて、皆さんの負担は通常この治療費総額の3割となります。

自己負担額の治療費をあらためて示すと以下の通りで合計37万円となります。

  • 乳房温存手術で1週間入院:23万円
  • 放射線療法で5週間通院:14万円
さらに、高額療養費制度というものがあり、1ヶ月の自己負担額は、80,100円+(267,000円を超えた額)×1%が限度となります。

今回は入院後6週間が経過したケースですが、仮に1ヶ月間で37万円の自己負担額であったとすると、自己負担額は81,100円程度となります。

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